mizunaga.jp▲TOP PAGEオーディオ知識|アナログ・レコード再生|
■ アナログ・レコード再生

カートリッジの針圧
針先のクリーニング
レコード針の寿命
レコードのパック

■ カートリッジの針圧

針圧はメーカーの推奨範囲の最適値から最大値の間にセットすると音が良いようです。 最適値より小さくすると、トレース力が落ちてレコードの音溝を痛めます。

■ 針先のクリーニング

カートリッジ付属のブラシか絵筆を、根本から針先に向かって動かして埃を取ります。 ルーペ(×8〜×15)で見れば、針先の状態が確認できます。 黒い汚れがこびり付いているときは、アルコールまたはアルコールと精製水の混合液をブラシに付けてクリーニングします。

■ レコード針の寿命

針の寿命は、ダイヤモンドで200時間から500時間程度といわれています。 レコード盤面の保存を優先するなら200時間で、経済性を重視するなら500時間で交換するのが妥当でしょう。

■ レコードのパック

レコードの音溝に細かな埃が入り込んだ場合、ブツブツという音が聞こえます。 この埃は、水性の木工用ボンドを使ったパックで取り除くことができます。
手順は以下のようにします。
(1) 木工用ボンド、水、幅1〜2cmの平筆、容器を用意します。
(木工用ボンドは成分が酢酸ビニル40%、水60%程度のもの、平筆はナイロン製が良い)
(2) 木工用ボンドに少し水を加えて、空気の泡ができないように混ぜ合わせます。
(LP片面で木工用ボンド15gに水4cc程度)
(3) レコード片面の音溝の部分に、溝の方向に筆を動かしながら少し厚めに塗ります。
(薄く塗ると、はがしにくくなります)
(4) 木工用ボンドが乳白色から透明になるのを待ちます。
(温度や湿度によりますが、2〜6時間程度かかります)
(5) 片面全部が透明に変わったら、レコード外周から乾いた木工用ボンドをゆっくりとはがします。
(ドーナツ状のパックが取れたら成功です)
(6) パックが終わった片面の音を聴いてみて、効果が確認できたら裏の面も同様にパックします。


Copyright (C) 2003 mizunaga
http://www.mizunaga.jp/record.html