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- ■ 基本回路
- ■ 応用回路
■ 基本回路
- (1)半波整流回路
- ダイオードが1個で済む、最も簡単な回路です。 交流の半サイクルのみ整流します。 小電流負荷の場合によく使用されます。 出力リップルは電源周波数と同じになります。 ダイオードの逆耐電圧は、トランス2次側交流電圧の3倍以上必要です。
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- (2)両波整流回路
- センタ・タップ付のトランスを使って、半波整流で利用しなかった残りの半サイクルも整流する回路です。 出力リップルは電源周波数の2倍になります。 ダイオードの逆耐電圧は、トランス2次側交流電圧の3倍以上必要です。 説明図には、コンデンサ入力(上)とチョーク入力(下)を示します。 チョーク入力は負荷変動が小さいことが特徴です。
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- (3)ブリッジ整流回路
- ダイオード4個を使って整流する回路です。 出力リップルは電源周波数の2倍になります。 ダイオードの逆耐電圧は、トランス2次側交流電圧の1.5倍以上必要です。 説明図には、コンデンサ入力(上)とチョーク入力(下)を示します。
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- (4)両波倍電圧整流回路
- 半波整流回路を2組直列にした回路です。 小電流負荷で高い電圧が必要な場合に使用されます。 出力リップルは電源周波数の2倍になります。 ダイオードの逆耐電圧は、トランス2次側交流電圧の3倍以上必要です。
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■ 応用回路
- (1)両波倍電圧整流回路による正負電源回路
- 両波倍電圧整流回路の2個のコンデンサの接続点を0Vにした正負電源回路です。 正出力または負出力の出力リップルは電源周波数と同じになります。
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- (2)ブリッジ整流回路による正負電源回路
- ブリッジ整流回路のトランスのセンタ・タップと2個のコンデンサの接続点を0Vにした正負電源回路です。 正出力または負出力の出力リップルは電源周波数の2倍になります。
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- (3)多段の倍電圧整流回路
- ・半波2倍圧、半波3倍圧、半波4倍圧を下図に示します。 出力リップルは電源周波数と同じになります。 何段でも積み重ねができますが、取り出せる電流は少なくなります。 説明図には、コンデンサの極性も記入してあります。
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- ・半波2倍圧+半波で構成した3倍圧を下図に示します。 出力リップルは変則的ながら電源周波数の2倍になります。
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- ・全波4倍圧を下図に示します。 出力リップルは電源周波数の2倍になります。
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- (4)別電圧を取り出す整流回路
- ・ブリッジ整流回路による正負電源回路+2倍圧正負電源回路
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- ・ブリッジ整流回路による正負電源回路+3倍圧正負電源回路
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- ・ブリッジ整流回路+2倍圧電源回路
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- ・2重ブリッジ整流回路
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- ・ブリッジ整流回路による正負電源回路+全波倍電圧正負電源回路
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