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■ OPアンプ回路

反転増幅器
非反転増幅器
差動増幅器
電圧−電流変換回路
オープンループゲインを下げる

■ 反転増幅器

op_inv.gif
Rcは、入力バイアス電流によるオフセット電圧を抑える。
Vo=−(Rf/Rs)×Vs
Rc=RsRf/(Rs+Rf)
入力インピーダンス:Rs

 ・交流結合の反転増幅器

op_acinv.gif
Rcは、入力バイアス電流によるオフセット電圧を抑える。
ゲイン=Rf/Rs
Rc=Rf
入力インピーダンス:Rs
低域のカットオフ周波数:1/2πC1Rs

■ 非反転増幅器

op_nonin.gif
Rcは、入力バイアス電流によるオフセット電圧を抑える。
Vo=(1+Rf/Rs)×Vs
Rc=RsRf/(Rs+Rf)
入力インピーダンス:OPアンプの仕様値

 ・ボルテージ・フォロワ

op_voltf.gif
Vo=Vs
入力インピーダンス:OPアンプの仕様値

 ・交流結合のボルテージ・フォロワ

op_acvol.gif
Rcは必須で、Rfは、入力バイアス電流によるオフセット電圧を抑える。
Vo=Vs
Rc=Rf
入力インピーダンス:Rc
低域のカットオフ周波数:1/2πC1Rc

 ・交流結合の非反転増幅器1

op_acno1.gif
Rcは必須で、入力バイアス電流によるオフセット電圧を抑えるには、Rc=RsRf/(Rs+Rf)とする。
ゲイン=1+Rf/Rs
Rc=RsRf/(Rs+Rf)
入力インピーダンス:Rc
低域のカットオフ周波数:1/2πC1Rc

 ・交流結合の非反転増幅器2

op_acno2.gif
Rcは必須で、入力バイアス電流によるオフセット電圧を抑えるには、Rc=Rfとする。
ゲイン=1+Rf/Rs
Rc=Rf
入力インピーダンス:Rc
低域のカットオフ周波数:1/2πC1Rc   1/2πC2Rs

■ 差動増幅器

op_diff.gif
Vo=(Rf/Rs)×(Vs2−Vs1)
入力インピーダンス:Vs1側は最小値Rs、Vs2側はRs+Rf

 ・差動入力、差動出力の回路

op_diff2.gif
Vo1−Vo2=(1+(R2+R3)/R1)×(Vs1−Vs2)
入力インピーダンス:OPアンプの仕様値

 ・インスツルメンテーション・アンプ

op_diff3.gif
R1でゲインを調整し、R5でCMRを微調整する。
R4=R6  R5=R7
Vo=(1+(R2+R3)/R1)×(R5/R4)×(Vs2−Vs1)
入力インピーダンス:OPアンプの仕様値

■ 電圧−電流変換回路

 ・負荷を帰還ループに入れた回路1

op_vic1.gif
出力電流Ioは、流出方向を+とすると、
Io=−Vs/Rs
RL:負荷抵抗

 ・負荷を帰還ループに入れた回路2

op_vic2.gif
出力電流Ioは、流出方向を+とすると、
Io=Vs/Rs
RL:負荷抵抗

 ・アースに対して電流出力できる回路1

op_vic3.gif
出力電流Ioは、
Io=−(Rf/Rs)×(Vs/R1)
R1 , RL << Rf
RL:負荷抵抗

 ・アースに対して電流出力できる回路2

op_vic4.gif
出力電流Ioは、
Io=(Rf/Rs)×(Vs/R1)
R1 , RL << Rf
RL:負荷抵抗

 ・アースに対して電流出力できる回路3

アースに対して電流出力できる回路1にボルテージフォロワを追加して、精度を高めた回路
op_vic5.gif
出力電流Ioは、
Io=−(Rf/Rs)×(Vs/R1)
RL:負荷抵抗

 ・アースに対して電流出力できる回路4

アースに対して電流出力できる回路2にボルテージフォロワを追加して、精度を高めた回路
op_vic6.gif
出力電流Ioは、
Io=(Rf/Rs)×(Vs/R1)
RL:負荷抵抗

■ オープンループゲインを下げる

op_opgd.gif
オープンループゲインを1/Kにするには、
RI=(1/K)×RsRf/(Rs+Rf)とする。
 
op_opgd2.gif
CIを入れると、周波数1/2πCIRIからオープンループゲインが下がる。


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